治療内容
首・肩・肘・腕の痛み
首の痛み、頭痛、肩こり、めまい、手の震え、手足のしびれ、感覚異常、だるさ、倦怠感、吐き気、および集中力の低下、ふらつき感、膀胱障害なども出ます。 そして、痛みや運動制限などの症状が治まってきたら、頚椎カラーを外し、首や肩を大きくゆっくりと動かす運動やストレッチングを行います。 運動の開始時間は、できるだけ早いほうがよういでしょう。 いつまでも安静や固定を続けると、かえって関節や筋肉が硬くなったり、筋力が低下して、肩こりや首の鈍痛、頭痛を引き起こすことがあります。 逆に運動を始めると、血液の循環が促されて回復が早くなります。
指先を使う仕事や腕を使いすぎると肩が凝る等の経験はありませんか?
「指先を使う仕事をすると肩が凝る」や「腕を使い過ぎると首が痛くなる」などの経験はありませんか?これは三角巾が指先程度の疲れであっても敏感に反応し、肩・首にその刺激を伝えているからです。腕を多用した場合などは更に強く伝えます。伝える仕組みはもちろん神経伝達ですが、動きの連絡だけでなく、三角筋の疲労状態も同時に伝えています。
防御機能と痛みの関係
この三角筋に一定以上の疲労が溜まると、直ちに首・肩・腕に防御機能を発揮します。
その発揮の仕方は肩・ヒジ・腕の関節力軸をずらし、これらを繋ぐ筋肉郡の働ける範囲を狭めます。(安全のため使用制限)
しかし人間はこのことに気付かず普段通りに動かそうとしますから、必然的に筋肉に負担が強くかかり、自分では、ことさら力仕事をしたつもりが無くても知らず知らずのうちに負担を蓄積していきます。首や肩、ヒジ、腕などのネンザ痛はこうした背景に何かの原因が加わり出てきます。
五十肩などの場合は極端で、肩関節そのものが前方に飛び出し、見た目にも関節の並びを変えており、それが大変な強い痛みを出すだけでなく、大きな動きの制限をかけ、肩にとど舞わず腕までも使いにくくしており、この状態に何かの原因が加わるとさらに強い痛みを出します。
痛みを取る為に
まずは、患者さんが最小の力で最大の動きができるように自然姿勢で肩・ヒジ・手首の三関節へ同時抵抗圧をかけ関節力軸のズレを浮き上がらせます。
次にズレを作っている筋肉を伸ばします。
そうすると関節軸が揃います。軸が合うと相対的に大きくなり、当然三角巾の運動許容量も増しています。これが他の上肢筋郡の負担も同時に取り除き、ネンザ痛を早期に解消します。その専門療法が【肩・上肢関節力軸合わせ術】です。